株式会社物語コーポレーション様

物語コーポレーション 物語コーポレーション
会社紹介
株式会社物語コーポレーション様
事業内容:外食事業(焼肉、ラーメン及びお好み焼レストランチェーン、和食店)の直営による経営とフランチャイズチェーン展開
焼肉きんぐ/ 焼肉一番かるび/ 焼肉一番カルビ/ 熟成焼肉 肉源/ 牛たん大好き 焼肉はっぴぃ/ 丸源ラーメン/ 二代目丸源/ 熟成醤油ラーメン きゃべとん/ お好み焼本舗/ 寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵/ 魚貝三昧 げん屋/しゃぶとかに源氏総本店
公式HP:https://www.monogatari.co.jp/

研修概要

<レッスン形態>
クラス・レッスン(レベル別の3クラス)
<受講者>
アジア、およびヨーロッパ諸国から34名
<開始時の能力>
日常会話ができるレベル
<期間/内容>
2日間(12時間)/ビジネスレベル ※うち1日間はコロナウィルス感染症拡大防止のため中止
<目的>
ビジネスの場面(店舗など)で使う改まった表現や敬語の習得がまだ不十分であるため、本人の自覚なく周囲に悪い印象を与えたり、誤解をしてしまったりするケースが多く見られる。本研修では従業員やお客様との間で生じている言葉の問題をケーススタディで取り上げ、人間関係や心情に応じて適切な言葉の選択ができる力を養う。
<結果>
業務上よくあるケースにおいて、背景にある日本文化や日本人の心情についての理解を深めながら、適切な言葉を理解することができた。

→ルネサンス日本語学院の法人研修のコース・特徴はこちら

担当者様紹介

声

株式会社物語コーポレーション 
物語アカデミー
日本語リーダーシップ育成マネジャー
趙慧妮様

物語コーポレーション様のインターナショナル内定者向け日本語研修は今年で5年目を迎えました。 今回ご担当となった趙さんにルネサンス日本語学院をご継続いただいている理由を伺うことができました。

ルネサンス日本語学院の研修をご継続いただいている理由を教えて下さい。

私がこの部署に異動する前からのお付き合いですが、前任担当者からもルネサンス日本語学院さんは日本語教育に関して、専門的な知識や技術をお持ちで、我々のニーズと合致していると聞いていました。実際に研修をオブザーブさせていただき、専門的な知識や技術に加え、研修の手ごたえがよかったことが大きな理由です。外国籍社員(以下インターナショナル社員)に日本語を教える場合、日本人だからといって日本語を上手に教えられるわけではありません。私達には難しい面でもしっかりフォローいただき感謝しております。

ご自身も多くのご経験をお持ちだと思いますが、他社や他校と比べてどうでしょうか。

私達のニーズを汲み取って、オリジナルのカリキュラムを作成いただける点が特に気に入っています。他社様ですと、複数のコンテンツの中から当社に一番マッチするものをピックアップいただけることが多いのですが、既存のコンテンツですので、当社のニーズと必ずしも一致するわけではありません。臨機応変にご対応いただける点がとてもありがたいです。

声

ご受講後、どのような成果がみられましたか?

彼らが直面している課題の1つである敬語ですが、ほとんどの内定者は大学や専門学校で一度勉強していました。しかし、実際に使う場面があまりなく、受講前はほとんど忘れてしまっている状態でした。また、敬語の仕組みなどを理解できぬまま、言葉のみを無理やり覚えている者もいて・・・。今回の授業を受講した内定者からは、敬語の仕組みについて理解することができたや、忘れていた部分もしっかり補強ができたという感想を聞いています。また、日本文化の授業に関しては、時間に対する考え方や、飲み会の文化など、学校の日本語の授業ではなかなか教えてもらえないようなことが聞けてとてよかったと。ある受講生は、何となく「飲み会」という文化があることは知っていたけれど、飲み会の本意を知らなかったと言います。飲み会などのざっくばらんな会話を通して、上司が輪に入れようとしてくれているということを知らなかったので、そのような話が聞けたのはよかったと言っていました。また、私自身も以前大学の授業で「日本人は飲み会が好き」と聞き「アルコール中毒」というイメージがあったのですが、実際に来日して、誤解だということが分かりました。彼らが入社前にそういった日本の文化を知ることができたのはよかったと思います。

声

インターナショナル社員とコミュニケーションを取るときに気をつけていることは何ですか?

悩みや相談をため込ませないということを意識しています。 国籍関係なくぶつかる壁もあるのでしょうが、文化の違いが原因で日本人には分からない悩みや、相談したいこともあるかと思います。 当社では定期的な研修などを通して、彼らと頻繁に顔を合わせる機会を設けております。その機会を最大限に活用し、表情や声色など、小さな変化にも気付くことができるよう、個対個で接することを大切にしています。また、一方的な講義形式ではなく、ディスカッションやグループワークを多く取り入れることで、積極的に発言しなければならない環境をつくり、日本語で伝える機会を増やすことが、自信につながっていると感じています。

声

今後のインターナショナル社員採用の方向性や人材育成の戦略についてはいかがでしょうか?

今後もインターナショナル社員を積極的に採用していく予定です。今年はアジアだけでなく、ヨーロッパ出身の社員も仲間入りしてくれました。これまでにない新しい視点が社内に生まれると思うと、とても楽しみです。入社後のフォローについては、インターナショナル社員と日本人社員は公平な点もあれば、特別扱いすることもあります。公平であるという具体例は、新入社員の配属先の決め方です。弊社の考え方の基本には「個」対「個」というものがあります。つまり、人種・国籍・性別・年齢関係なく、"一人ひとりが一番成長できるところはどこか"という視点で配属先を決めています。中国籍の新人が一番成長できるのは必ずしも同じ国籍の店長の下ではないということです。一番成長できる環境の見極めが大切であり、このような意味では全員が公平です。特別扱いの具体例は社内の教育ツールです。インターナショナル社員の場合は振り仮名の有無を選択できます。専門的なテキストはどうしても難しい言葉が多く、非漢字圏の方は漢字の読み方が分からない場合辞書で調べることができません。振り仮名をつけるだけでこんなに違うんだということが実施して分かりました。この先ずっと振り仮名を続けるということではありませんが、彼らがまず自分で勉強できる環境を整えてあげたいと思います。

今後、インターナショナル社員に期待していることは何ですか?

期待していることは、言葉の壁はすぐに乗り越えられなくても、積極的に前に出てきてほしいということです。言葉はできなくても、出る杭になってほしい。彼らが持つ、彼らにしかない価値観を存分に社内で表現してほしい。言葉が完璧でないから表現しないのではなく、彼らが普段思っていることをどんどん出していこうよ!と言いたいです。日本人にとって日本は生まれ育った国なので、日常の中での違和感はあまりないと思います。インターナショナル社員は初めて日本で働く人がほとんどですから、違和感があって当然です。それを発信してもらいたいと思っています。当たり前が当たり前でない、様々な価値観が共存することが会社にとって、とても大切なことだと思います。

声

株式会社物語コーポレーション 
物語アカデミー
日本語リーダーシップ育成マネジャー
趙慧妮様

物語コーポレーション様のインターナショナル内定者向け日本語研修は今年で5年目を迎えました。 今回ご担当となった趙さんにルネサンス日本語学院をご継続いただいている理由を伺うことができました。

ルネサンス日本語学院の研修をご継続いただいている理由を教えて下さい。

私がこの部署に異動する前からのお付き合いですが、前任担当者からもルネサンス日本語学院さんは日本語教育に関して、専門的な知識や技術をお持ちで、我々のニーズと合致していると聞いていました。実際に研修をオブザーブさせていただき、専門的な知識や技術に加え、研修の手ごたえがよかったことが大きな理由です。外国籍社員(以下インターナショナル社員)に日本語を教える場合、日本人だからといって日本語を上手に教えられるわけではありません。私達には難しい面でもしっかりフォローいただき感謝しております。

ご自身も多くのご経験をお持ちだと思いますが、他社や他校と比べてどうでしょうか。

私達のニーズを汲み取って、オリジナルのカリキュラムを作成いただける点が特に気に入っています。他社様ですと、複数のコンテンツの中から当社に一番マッチするものをピックアップいただけることが多いのですが、既存のコンテンツですので、当社のニーズと必ずしも一致するわけではありません。臨機応変にご対応いただける点がとてもありがたいです。

声

ご受講後、どのような成果がみられましたか?

彼らが直面している課題の1つである敬語ですが、ほとんどの内定者は大学や専門学校で一度勉強していました。しかし、実際に使う場面があまりなく、受講前はほとんど忘れてしまっている状態でした。また、敬語の仕組みなどを理解できぬまま、言葉のみを無理やり覚えている者もいて・・・。今回の授業を受講した内定者からは、敬語の仕組みについて理解することができたや、忘れていた部分もしっかり補強ができたという感想を聞いています。また、日本文化の授業に関しては、時間に対する考え方や、飲み会の文化など、学校の日本語の授業ではなかなか教えてもらえないようなことが聞けてとてもよかったと。ある受講生は、何となく「飲み会」という文化があることは知っていたけれど、飲み会の本意を知らなかったと言います。飲み会などのざっくばらんな会話を通して、上司が輪に入れようとしてくれているということを知らなかったので、そのような話が聞けたのはよかったと言っていました。また、私自身も以前大学の授業で「日本人は飲み会が好き」と聞き「アルコール中毒」というイメージがあったのですが、実際に来日して、誤解だということが分かりました。彼らが入社前にそういった日本の文化を知ることができたのはよかったと思います。

声

インターナショナル社員とコミュニケーションを取るときに気をつけていることは何ですか?

悩みや相談をため込ませないということを意識しています。国籍関係なくぶつかる壁もあるのでしょうが、文化の違いが原因で日本人には分からない悩みや、相談したいこともあるかと思います。当社では定期的な研修などを通して、彼らと頻繁に顔を合わせる機会を設けております。その機会を最大限に活用し、表情や声色など、小さな変化にも気付くことができるよう、個対個で接することを大切にしています。また、一方的な講義形式ではなく、ディスカッションやグループワークを多く取り入れることで、積極的に発言しなければならない環境をつくり、日本語で伝える機会を増やすことが、自信につながっていると感じています。

声

今後のインターナショナル社員採用の方向性や人材育成の戦略についてはいかがでしょうか?

今後もインターナショナル社員を積極的に採用していく予定です。今年はアジアだけでなく、ヨーロッパ出身の社員も仲間入りしてくれました。これまでにない新しい視点が社内に生まれると思うと、とても楽しみです。入社後のフォローについては、インターナショナル社員と日本人社員は公平な点もあれば、特別扱いすることもあります。公平であるという具体例は、新入社員の配属先の決め方です。弊社の考え方の基本には「個」対「個」というものがあります。つまり、人種・国籍・性別・年齢関係なく、"一人ひとりが一番成長できるところはどこか"という視点で配属先を決めています。中国籍の新人が一番成長できるのは必ずしも同じ国籍の店長の下ではないということです。一番成長できる環境の見極めが大切であり、このような意味では全員が公平です。特別扱いの具体例は社内の教育ツールです。インターナショナル社員の場合は振り仮名の有無を選択できます。専門的なテキストはどうしても難しい言葉が多く、非漢字圏の方は漢字の読み方が分からない場合辞書で調べることができません。振り仮名をつけるだけでこんなに違うんだということが実施して分かりました。この先ずっと振り仮名を続けるということではありませんが、彼らがまず自分で勉強できる環境を整えてあげたいと思います。

今後、インターナショナル社員に期待していることは何ですか?

期待していることは、言葉の壁はすぐに乗り越えられなくても、積極的に前に出てきてほしいということです。言葉はできなくても、出る杭になってほしい。彼らが持つ、彼らにしかない価値観を存分に社内で表現してほしい。言葉が完璧でないから表現しないのではなく、彼らが普段思っていることをどんどん出していこうよ!と言いたいです。日本人にとって日本は生まれ育った国なので、日常の中での違和感はあまりないと思います。インターナショナル社員は初めて日本で働く人がほとんどですから、違和感があって当然です。それを発信してもらいたいと思っています。当たり前が当たり前でない、様々な価値観が共存することが会社にとって、とても大切なことだと思います。

インタビューの終わりに
今回30分ほど趙さんに熱心に語っていただきました。趙さんご自身も中国籍のインターナショナル社員であり、同じような境遇の社員への思いが伝わってきました。インタビューに載せきれない部分もありますが、物語コーポレーション様の理念が随所に感じられましたら幸いです。今後、私どもルネサンス日本語学院でも、インターナショナル社員様がしっかり発信できるよう、日本語教育の面でサポートし続けたいと思います。ありがとうございました。

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